伊丹谷良介トップページ伊丹谷良介プロフィール伊丹谷良介メディアページ伊丹谷良介ショップページ伊丹谷良介スケジュール伊丹谷良介ファンクラブ

| Asian Act Top |

2007年12月23日

伊丹谷良介&米川英之 クリスマスコラボレーションソング披露 2007-12-18,20

071220xmas.jpg


12月18日、20日(木)京都・東京で米川英之さんのソロライブが行われた。そして、この日、米川英之作曲、伊丹谷良介作詞の初のコラボレーション作品『Xmas once more』が披露された。

『なんで伊丹谷が米川さんコラボなの??』という質問のメールも多かったのと、今の米川さんの事を詳しくご損じない方もおられるかもしれないので簡単に伊丹谷から彼の紹介をさせて頂きたいと思う。

米川さんは皆さんご存知C-C-Bのギターリストでも有名。
伊丹谷は日本人ミュージシャンとしてお恥ずかしいのですが、その後の米川さんの活動は失礼ながら何も知らなかった。最近、米川さんと出会ってから実はC-C-Bとはまた違った側面の持つアーティストである事を改めて知ることになる。
ほとんどの日本人は『ロマンティックがとまらない』のC-C-Bのギターリストとして米川さんの事を知っていると思う。伊丹谷もそのうちの一人だった。ちなみに伊丹谷が小学生の頃、C-C-Bは大流行していて学園祭でC-C-Bの物まねをしながら演じた事もあった程である。そのイメージしかなかった伊丹谷は最近、米川さんは日本のスーパーギターリストの一人である事を知る。
一応、米川さんの名誉の為にも言っておくが、伊丹谷は昔邦楽嫌いであたりまえのような有名な日本のバンドやミュージシャンを意外と知らない。今一緒にバンドをやっている西山毅、満園庄太郎、満園英二でさえ、出逢うまでまでこれっぽっちも彼らの経歴を知らなかった。北京で庄太郎にーちゃんと出会った時は紹介されるまで中国人と思っていた。(向こうもそうであったらしい 笑)
本当は日本人のプロのミュージシャンなら米川さんの事を詳しく知っていてあたりまえである。伊丹谷はミュージシャンと出逢ってからその人の事をよく聞いてみたらその人はものすごく有名人である事が多い。(今まで失礼した方々スイマセン汗)
でもその分、偏見無しでその人のプレイを聴くことができるし、出逢った瞬間にこの人ナイス!と思った人が有名なミュージシャンであったにすぎない。
その人が有名か?有名でないか?なんて伊丹谷にとってはどうでも良い。肝心なのはその人がナイスなミュージシャンか?ナイスでないミュージシャンか?である。

日本でも海外でもヒット曲が出るとその曲のイメージが一般大衆に浸透してしまう。だから、いくらその人の本心や本当のスタイルがあってもその一般大衆に根付いたイメージ以外の事をやったり、少し違う方向の事をやるとそれが本来のスタイルでも『第二の顔』的なイメージになってしまう。『第二の顔』が本来の姿であっても、一般大衆はそれを受け入れるまでに時間がかかる。
おそらく、米川さんの今の姿は昔から何も変わっていない。でも、今、一般大衆的には米川さんは『第二の顔』を持つ一人なのかもしれない。だからあえて、ここで改めて伊丹谷から米川さんを紹介させて頂きたい。
米川さんは現在、N/Y Funk Shot!!というバンドもやっており、日本を代表するハイクオリティーかつハイレベルのミュージシャンが集まり、ライブ活動を勢力的に行っている。C-C-Bとは全く違うと言っていい程バンドのイメージや音楽スタイルである。先日の西山毅のソロツアーを共にした事を知る人もいるであろう。
このN/Y Funk Shot!!を初めて見た人は誰もが米川さんが日本を代表するスーパーテクニシャンのギターリストである事に納得するだろう。これも後で知ったことなのだが、ギター侍の西山毅にーちゃんは米川さんと昔から深いつながりがある。実は西山毅にーちゃんは当初C-C-Bに誘われたがコーラスが嫌で断ったとか・・・それを聞いた時はビックリクリクリ。
という意味でも米川さんは昔からスーパーテクニシャンのギターリストであった事を証明している。

それはさておき今回のコラボレーションのいきさつですが・・・
N/Y Funk Shot!!のレーベル(A-string)は西山毅の『虎音』のリリースされたレーベルでもあり、伊丹谷が『虎音』のアートディレクション、カバーの油絵を担当させて頂き、レーベルの社長さんと知り合い、米川さんの曲のオファーを頂いた。
最初はレーベルの社長さん通じて作詞のやり取りをしていたが、最終的には米川さん本人と伊丹谷が顔を合わせて作詞の仕上げをする事になり、何回かのやり取りを経て作品は完成した。
今回、伊丹谷が作詞する上でのテーマは『いかに米川さんに作曲家としてシンガーとして気持よく歌ってもらうか?』をテーマにした。単純に歌詞が良いか?悪いか?ではなく聴いてる方も歌う方も気持よく感じる意味と言葉の響きを意識した。
特に『まずはライブで歌う為の曲』という作詞のオファーだったのでとにかくそれを強く意識した。伊丹谷もシンガーソングライターなので作詞だけを専業とする作家よりは歌う人の事を考えて作れるのかもしれない。その為にも米川さんと顔を合わせてお互い歌いながら最後の仕上げをする必要があった。
まず米川さんから送られてきた仮歌に歌詞を埋めて行く作業から始まった。詞先でなく曲先である。できるだけ送られてきた米川さんのメロディーに忠実に歌詞を付けたいと思った。英語の雰囲気を持つ米川さんの仮歌(もちろん歌詞無し)はとてもいい印象だったのだが、その英語の雰囲気によって日本語で作詞する場合は一つ難点があった。少々音楽の専門的な話になるが、英語の雰囲気で歌われた仮歌には16分音符が入っているため8分音符に近い日本語をのせるのが難しい。

例えば解りやすく説明すると、

I love youは(外人風に読むと)タッターッ・ターッ
アイラブユーはタタ・タタ・ター
と言った具合にカタカナには『ッ』が入らない。
中国語なんてウォー・アイ・ニーはターターターってかんじである。

伊丹谷は同じ曲で英語バージョン・日本語バージョン・中国語バージョンを歌い、作詞する為、自分なりに分析した結果こう感じている。

英語で作詞する時 =16分音符まじりのメロディーに乗せると自然に聴き取れる。
日本語で作詞する時= 8分音符まじりのメロディーに乗せると自然に聴き取れる。
北京語で作詞する時= 4分音符まじりのメロディーに乗せると自然に聴き取れる。

桑田圭佑さんやスガシカオさんの歌詞がなぜ英語っぽくてかっこ良く聴こえるかは英語風な16分音符まじりの日本語の歌詞のはめ方をしているからである。

伊丹谷の中国語版を聴いてもらった事のある人は解ると思うが、英語風の伊丹谷のメロディーに中国語をはめ込む作業は地獄のような作業だったのがこれで解ると思う。
昔、香港のウィンセント・ウォンのプロデュースワークをしていた時は北京語より難しい広東語を英語風のメロディーに乗せるときは死ぬかと思った。

話がそれた・・・

とにかく米川さんのメロディーに日本語の歌詞を乗せるのは多少四苦八苦したが、無事作詞作業を終え、その曲が初披露される12月20日の東京のライブに向かった。
初めて米川さんのソロライブ見た感じ、会場のお客さんは昔からの米川さんの熱狂的な女性ファン(ほぼ99%女性?)が多いように見えたが、男性であり、米川さんの歌う曲もほとんど知らず米川さんのソロのライブを初めて見る伊丹谷も純粋に大変満足できる素晴らしいライブであった。普通、つまらないライブは1時間も見ていたら嫌になるのだが、3時間立ち見で充分楽しめるライブであった。
もちろん一番気になった『Xmas once more』は中盤あたりで演奏され、素晴らしい米川さんの歌、ギター、バンドアレンジのおかげで最高の仕上がりになっていた。
当然、この曲は初披露だったが、曲が終わりお客さんが大興奮で拍手していたのを聞いてホッと一安心した。米川さんのライブをまた見たいと思いながら会場を出ることができた。というわけでひとまず米川さんとのコラボは成功に終わりました。

米川さん、レーベルの社長さん、ライブを盛り上げてくれた米川さんのファンの皆様。この場をお借りして今回コラボレーションさせて頂いた事を感謝致します。ありがとうございました!
また是非次の米川さんコラボレーションができる日を心待ちにしています!
これに懲りずによろしくです!
また良い曲作りましょう!

このホームページをご覧の皆様も是非、米川さんのライブへ足をお運び下さい!
ライブ情報等もあります。

米川英之公式ホームページ
http://home8.highway.ne.jp/hy5150/

| Asian Act Top |